はじめまして。離婚に関する業務を専門の1つとしている香川県高松市の行政書士やまもとです。
不倫問題の対応では、専門家を利用して解決を図ることができます。
目的に応じて専門家を使い分けるようになりますが、慰謝料の請求、不倫問題を解決する示談書の作成では、行政書士が利用されています。
行政書士は、利用料金が一般に安価であることから利用しやすく、裁判所を利用しないで内々に不倫の問題を解決したいと思う方に使われています。
不倫のトラブルってどうやって解決するの?
◆ 当事者で話し合って解決。
◆ 行政書士に依頼して示談書を作成して解決。
◆ 家庭裁判所に調停の申し立てをして解決。
◆ 弁護士に依頼して裁判で決着。
本記事では不倫トラブルの解決について書いてみました。
不倫の解決
不倫の解決に示談書が必要とされる理由
示談書で大丈夫なの??
不倫に関するトラブルが起きたとき、訴訟で解決されるケースもありますが、
訴訟による慰謝料の請求には弁護士費用の負担がかかり、
さらに裁判の終結に至るまでには長い期間を要することになるため、
ほとんどの不倫トラブルは当事者が話し合うことで解決が図られているのが現状です。
示談(合意)する際には、示談成立後にトラブルが発生しないよう
当事者の間で示談書を交わすことで示談の条件を明確に記載しておくことが重要です。
当事者の間で不倫トラブルを解決するときには、示談する条件の最終的な確認手続きは、すべて当事者の責任のもとに行なわれますので、記載内容にはご注意ください!
以上から、不倫トラブルが解決する時には示談の成立とその条件を確認することができる示談書が必要となります。
示談を進めるときの留意点
STEP1 不倫の事実関係を明確にする
不倫の相手方を特定しておきましょう!
不倫(浮気)が発覚したときは、当事者の間で問題の解決に向けて話し合いを進めますが、このとき、当事者が不倫(浮気)の事実を否定することもあります。
このようなときには、訴訟によって問題を解決することになりますので、不倫(浮気)の事実に関する証拠資料を揃えていることが大変重要な意味を持ってきます。
不倫の相手方や不倫の証拠資料をご自分で集めることが難しい場合は、
探偵・調査会社に依頼することも一つの方法です。
不倫の慰謝料を請求する際に確かな証拠を揃えておくことで、もしも当事者間の協議が上手く進まない場合でも、最終的には訴訟によって解決することができます。
STEP2 法律の仕組みを把握したうえで話し合いを進める
当事者間の話し合いでは心情面にも配慮をして対応することも求められますが、
その話し合いは、法律の仕組みを把握したうえで行わなければなりません。
不倫の当事者が法律の問題をある程度共通認識しておくことで、現実的な解決に向けた話し合いを進めていくことが可能となります。
当事者の一方が感情に任せて、
法律では認められない主張を繰り返すこと
以上の繰り返しでは、不倫トラブルが解決されることはありません。
STEP3 示談の条件を決め、書面にする
示談書は当事者のどちらが作成しても構いませんが、
請求する側が一から作成するとよいです。
相手方も同様に考えている可能性もありますので、相手に断りを入れておくことで示談書が複数作成されることを避けることができます。
示談書は、当事者間の私的な取り決めをお互いの合意で文書化したものですから、公的なものではなく私文書に当たります。
公証人法などに基づいて作成された証書を公正証書と呼びますが、それ以外のものは私文書と言われます。
STEP4 公正証書にする
示談の条件に不倫の慰謝料が含まれるときは、慰謝料を受け取る側は、示談書を公正証書とすることで安全となります。
確実に支払ってもらうために公正証書にしましょう!
解決方法のまとめ
◆内容証明による慰謝料請求書の送付。(不倫の証拠がある程度揃っている場合。)
◆当事者間で示談書を作成。
◆慰謝料などの支払いを確実に履行してもらうため、公正証書とする。
◆当事者間の協議がどうしても上手く進まない場合には、訴訟によって解決。
示談書の作成について、お悩みがあったり、記載内容に迷う場合には、専門家である行政書士にお任せください!